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打抜パターンと目方向
パンチングメタルの抜打ちでは、板厚と穴径、ピッチにより打抜パターンが異なってきます。
順型
通常、孔明けに無理のない場合は順型(金型は黄色の部分)を使用します。この場合、板の送り方向に対して板の両側の孔の「打ち出し」「打ち終わり」の部分は縦に1列で揃います。
飛ばし型
板厚や素材と孔のピッチが狭いなどの関係で順型では孔あけが困難な場合や、非常に効率が悪い場合に飛ばし型(金型は黄色の部分)を使用します。この場合、板の送り方向に対して板の両側の孔の「打ち始め」「打ち終わり」の部分は1列ごとに孔が突き出す形に仕上がります。
千鳥抜きの目方向
千鳥抜きの目方向は通常、丸孔、角穴ともに送り方向に横に揃って巾の方向に食い違い面がきますが、長い方向に食い違い面が来る逆千鳥抜きもあります。通常、この方法は加工難易度が高くコストがかかります。